皮まで料理

　
日曜日
ケンミンショー見てたら

『熊本人は
白い部分も、漬け物や酢の物にして食べる』

漬け物の試食に

ゲストは
　　「ひぇ〜」

驚いてたけど


あたしも
食べてました

が作ってくれた
の漬け物
瓜みたいで美味しかった

懐かしいなぁ〜

思ってたら

次の日
ハニーさんから
が届いた


ガブッ
歯形が付かないよぉに

上品に切って食べた


最近の
品種改良で、白い部分が薄くなってるのょね

塩でモミモミして

　　　　酢の物

作ってみました

なかなかグッドに
仕上がりました



ケンミンショーでは
固い皮の部分も
玉ねぎと一緒に
かき揚げにしてた

食べれるのか


やってみるっきゃ
ないっしょ〜ッ

かき揚げは面倒なので
細く切って

素揚げにして
塩をパラパラ振って

チップス風にしてみよう


皮が柔らかくなるまで

じっくり…
　　じっくり…
最後は
ちょっと強火で

ガンバってみた


　　が


固い皮は、あくまでも固く
苦味があって、口に残り

とても、美味しい
などとは言えない


冷めたら

余計ども

　　　マズいッ


　　　　


お客ちゃんに

「これ
何だか解る」

食べてもらうつもりだったのに

　　　　　残念




皮は

お勧めできません

変な女

　
昨日、お店で
９時頃だったと思う

　　　トントン

ドアをノックする音が聞こえたので

「はい」

どこかの業者が
営業に来たのだと思っていたら

ドアの開いた気配はするのに
なかなか、中に入って来ない

お客ちゃんが
ふざけてるのか

ワクワク
覗き込んでみると
見たコトのない女性が１人
ドアの前に立っていた

飲みに来てくれた雰囲気には、見えなかったので

「あの
なんでしょ」

聞いてみたら

「以前に来たコトがあるんです」

えっ
お客ちゃんだったのか

「失礼しました」


「でも
この店じゃないみたい」

間違いか
残念だけど
無理やり引きずり込むのも失礼だし

そのまま、帰るかな

思ってたら

「うちに、ここの名刺があるんです」

んじゃ、やっぱり
来たってコトょね

何が言いたいのだか

女性は、帰る気配もなく
無表情で淡々と喋り続ける

「７年ぐらい前に来ました」

「うちは１８年前から、ここで営業してますが」

「隣りの店が出来る前に来ました」

隣りの店がオープンしたのは、１０年以上前になる

「覚えてなくて
ごめんなさいね
どなたかと一緒にいらっしゃったのかしら」

「２人で」

そこまで覚えてるのに

連れの人の名前を聞いたら

「…………」

沈黙

いったい
どぉすりゃいいのょ

言ってるコトは
支離滅裂だしぃ〜


この際
飲んでくれるのなら
どこの誰でもいいから
座ってくれればいいのに

「セット料金はいくらですか」

「3,500円です」

「安いですね」

そこまで言っといて

「良かったら
飲んでいって下さい」

　　　どぉぞ

思いっきりの笑顔で
着席を促すと

「連れが下に居るので
聞いてきます」


帰って行った


　　　帰ってくれた



窓から下を覗いてみたが
誰も待ってもいないし

その女性も
どこへ消えたのか

あたしが見逃したのだと思うけど

ビルから出る姿は見えなかった


いったい

何だったのょ

いったい

何しに
来たのよぉ〜


　　　わからん


雷は鳴るし

お客ちゃんは
来てくれないし

変な女は現れるし


　　　　まいった